八角トンネル(林道に残る不思議な八角形の廃線遺構)

熊本県下益城郡美里町小筵に「八角トンネル」があります。 専用駐車場から林道を200m歩くと、八角形のトンネルが見えてきます。昭和39年に廃線となった熊延(ゆうえん)鉄道の遺構です。七基の八角形のコンクリート壁が並んでおり、柱間から木洩れ日が差し込む不思議な空間です。

八角形のコンクリート壁が七基並ぶトンネル

熊延鉄道は南熊本~砥用間の28.6㎞を走っていた鉄道で、当初の計画では南熊本駅から宮崎県高千穂駅へつながり延岡駅に至るものであったとか。約一世紀前にそのような鉄道構想があったのですね。阿蘇高森駅から高千穂駅を繋ぐ構想もありましたが、どちらも実現には至りませんでした。

駐車場からから廃線後の軌道跡を進むと「八角トンネル」が見えてきます
午前中の木洩れ日が差し込む「八角トンネル」

7基の連続した洞門が落石よけとなった理由は、建設費削減のためとする説が有力ですが、なぜ八角形なのか、形も構造も謎が多い遺構のようです。

八角トンネルの場所は、季節によりハート型の光が差し込むことで話題の「二俣橋」からもすぐ近くです。(二俣橋から八角トンネルへのウォーキングルート案内パネルも出ていました)

季節により橋の下にハート型の光影が現れる二俣橋

二俣橋(ふたまたばし)とは釈迦院川と津留川の二俣にある合流点に江戸時代に架けられた橋で、直角に交わる珍しい兄弟橋(二俣渡・二俣福良渡)です。※住所:熊本県下益城郡美里町小筵(別ルートで二俣橋駐車場があります)

恋人の聖地モニュメント
二俣橋の下の川ではカジカカエルが鳴いていました

八角トンネル駐車場の所在地:〒861-4411 熊本県下益城郡美里町小筵128  

「八角トンネル」へのアクセスは高低差も少なく駐車場から歩いて200mのところです。車で松橋インターからですと「美里町小筵交差点」を御船インター側へ左折してすぐ右手に八角トンネルの看板があります。見落とさないようにして下さい。天草・宇土方面からの帰り道でもそんなに遠くありませんので長部田海床路などと合わせたドライブもおすすめです。(※下にリンクを貼っておきます)

長部田海床路(海に続く幻想的な道)