織幡神社(旅する蝶アサギマダラが訪れる神社)

織幡神社

福岡県宗像市鐘崎の「織幡神社」(織幡宮)は地元の方々から「シキハン様」の呼び名で親しまれている神社で参道を135段上がった小高い山の上に本殿があります。表参道を歩くと地元の伝説で異国から運ばれ嵐で海底に沈んだ釣鐘と間違えて引き上げられたという「大岩」や、西日本海女発祥の地としての「筑前鐘崎海女の像」があります。

西日本の海女発祥の地「筑前鐘崎海女の像
鐘崎の名の由来となったという「大岩」

織幡神社の歴史はたいへん古く、宗像大社沖津宮・中津宮・辺津宮の三宮と鎮国寺・織幡神社を「宗像五社」とされ、朝廷の尊崇が厚かったとの事。

織幡神社参道
織幡神社の本殿に続く参道 

参道の二番目の鳥居をくぐった右手には「フジバカマ」の花壇があり、10月初頃「アサギマダラ」が飛来してきます。

アサギマダラは、2,000㎞近くの渡りを行う「旅する蝶々」です。5月には南の沖縄や台湾から涼しい場所を求め北上し、10月には、北から暖かい場所を目指し南下します。

宗像地区(玄海ロイヤルホテル)から岡垣地区(岩屋)にかけ「アサギマダラロード」があり、保護活動を行っている会が、蝶の好む蜜を持つ花を植える活動を行っているそうです。織幡神社の花壇もその一つの様です。春5月頃にはスナビキソウ等の花に飛来してくるようです。

海を渡り2,000km近くを旅する蝶アサギマダラ
フジバカマの蜜を吸うアサギマダラ
アニメ鬼滅の刃「胡蝶しのぶ」の衣装の様です

参道の左手にある大岩は、大正時代に嘉穂郡穂波町の実業家山本菊次郎により「伝説の釣鐘」と思われ引き上げられましたが、上がったのはこの巨石だったそうで織幡神社に置かれたとの事。少し時代を遡ると黒田長政も釣鐘の引き上げに挑戦していたという話があります。

織幡神社参道横にある巨石「大岩」は近くで見るとより一層圧巻です

最後の階段を登りきると本殿に辿り着きます。車で途中まで登れるルートもあるようです。

織幡神社参道の階段を登ると拝殿が見えてきます

拝殿の両側に置かれた狛犬は顔が風化(?)しており歴史を感じさせられます。参拝の際にご覧ください。

織幡神社拝殿
こじんまりとした綺麗な織幡神社拝殿
本殿も美しい造りです
拝殿前で振り返ると鐘崎漁港が一望できます
鐘崎漁港から見た織幡神社

本殿の裏手より遊歩道が延びており「世界遺産沖ノ島」が臨める小さな展望所があります。訪問した日は残念ながら見えませんでしたが、手前に「地島」左奥に「大島」が真青な海に浮かんでいました。※手前の地島右手に「沖ノ島」は見える様です。

神社裏を抜けて鐘ノ岬展望所へ
天候が良ければ地島右に沖ノ島が見えます

135段の階段と少しばかり上り下りした遊歩道を制覇し神社入口の存在感ある石をくり抜いた手水前に戻ってきました。すぐ左手には「えびす神社」があり、ここからも海や島々を眺めることができます。トンビもたくさん飛んでおり、「ピ~ヒョロロ」のさえずりを聴くことができます。(※カラスも多いですが…)

織幡神社の手水
門前の手水がいい味出していました

住所:〒811-3512 福岡県宗像市鐘崎 字岬224


今回は漁港の町鐘崎にある織幡神社をちょい旅し、旅する蝶アサギマダラや大陸から旅してきて海底に沈んだ釣鐘伝説の大岩などを楽しむ事が出来ました。皆さまも機会がありましたらお立ち寄りください。